小児科

水野産婦人科は大阪府医師会指定学校医です。
水野産婦人科は(福)玉井福祉会たまい保育所の園医です。

乳児健診

母子の写真

・当院は豊中市生後1ヶ月乳児健診の取扱医療機関です。
・当院は豊中市後期乳児健診(1歳未満)の取扱医療機関です。

予防接種

水野産婦人科では、以下の予防接種を行っております。

弊院での予防接種をご希望の方は、下記の電話番号に診療時間中にお電話でご予約下さい。
尚、お電話以外からの予防接種予約は行っておりません、ご留意下さい。

06-6852-3853 水野産婦人科での予防接種は診療時間内にお電話にでご予約ください。電話番号06-6852-3853

公費による定期予防接種


※それぞれの予防接種名を押すと、詳細がご覧いただけます。
1回目 2回目 3回目

生後2ヶ月以後

1回目の接種から
4週間目以降

初回接種から20週目以降で且つ2回目から7日目以降

1歳の誕生日の前日までに全部の接種を終了していなければなりません。

標準的な接種は生後2ヶ月から9ヶ月までに実施し1歳の誕生日の前日までに3回の接種を終了しておくことが必要です。
1回目の接種は生後2ヶ月以後に行い、2回目の接種は1回目の接種から4週間目以降であることが必要です。
また3回目の接種は初回接種から20週目以降で且つ2回目から7日目以降に行い、1歳の誕生日の前日までに全部の接種を終了していなければなりません。

但し、B型肝炎感染者のお母さんから生まれた赤ちゃんの内、B型肝炎ウイルス母子感染予防事業の対象者のお子様は3回の接種全てが保険診療でのB型肝炎ウイルス予防ワクチン接種となります。

  1. 初回接種 2回目 3回目 4回目

    生後2ヶ月から7ヶ月になる前日まで

    初回から4週間目以降

    2回目から4週間目以降に3回目の接種

    3回目接種の7ヶ月から13ヶ月後

    生後2ヶ月から7ヶ月になる前日まで初回接種を行い、初回から4週間目以降2回目の接種。
    2回目から4週間目以降に3回目の接種。
    3回目接種の7ヶ月から13ヶ月後に4回目の接種を行います。

    尚、生後7ヶ月から1歳の誕生日の前日までに初回接種を行った場合は初回から4週間目以降に2回目の接種を行い、2回目接種の7ヶ月から13ヶ月後に3回目の接種を行います。

    更に1歳までに3回目或いは4回目の接種から4週間目以降且つ1歳から5歳の誕生日の前日までに追加の接種をすることが必要です。

  2. 初回1回目 初回2回目 初回3回目 初回4回目

    生後2ヶ月から7ヶ月になる前日まで

    初回1回目から4週間目以降

    初回2回目から4週間目以降

    1歳以降であり且つ初回3回目接種60日目以降
    標準的には1歳から1歳3ヶ月に初回追加

    5歳の誕生日の前日までに全ての接種が終了していなければなりません。

    生後2ヶ月から7ヶ月になる前日まで初回1回目接種を行い、初回1回目から4週間目以降初回2回目の接種。
    初回2回目から4週間目以降初回3回目の接種。
    1歳以降であり且つ初回3回目接種60日目以降、標準的には1歳からから1歳3ヶ月に初回追加(4回目)の接種を行います。

    尚、2歳までに初回2回目或いは初回3回目の接種が終了しなかった場合且つ1歳以上に至った場合は残りの初回接種を行うことなく最後の初回接種から60日目以降に初回追加の接種を行います。
    初回1回目の接種が2歳から5歳の誕生日の前日までになった場合は此の1回の接種のみで初回2回目以後の追加接種を行いません。

  3. 初回1回目 初回2回目 初回3回目 追加接種

    生後3ヶ月~

    初回1回目接種から3週間目以降8週間目以内

    初回2目接種から3週間目以降8週間目以内

    初回3回目接種から6ヶ月以上経過

    生後3ヶ月から接種を開始し7歳半未満までに合計4回の接種を終了します。

    初回1回目接種から3週間目以降8週間目以内に初回2回目を接種。
    初回2回目接種から3週間目以降8週間目以内に初回3回目を接種します。
    初回3回目接種から6ヶ月以上経過して追加接種を行います。

  4. 1期 2期

    生後12ヶ月から24ヶ月未満(1歳の間)

    1回接種及び5歳以上7歳未満で且つ小学校就学前の1年間
    (幼稚園、保育所、保育園の年長児)

    生後12ヶ月から24ヶ月未満(1歳の間)に1期を1回接種及び5歳以上7歳未満で且つ小学校就学前の1年間(幼稚園、保育所、保育園の年長児)に2期を1回接種します。

  5. 1回目 2回目

    標準的には1歳から1歳3ヶ月の間に1回目を接種

    1回目と6ヶ月以上の間隔、尚且つ3歳の誕生日の前日まで

    水痘ワクチン1回の接種でも重症化を防ぐことが出来、2回接種でほぼ感染を予防できるとされています。

    尚、過去に水痘に罹った方は接種対象外です。
    標準的には1歳から1歳3ヶ月の間に1回目を接種し、6ヶ月以上の間隔で2回目を接種します。
    2回目の接種は3歳の誕生日の前日までに終了させて下さい。

  6. 【第1期】初回接種 【第1期】2回目 【第1期】追加接種 【第2期】

    標準接種年齢:3歳

    初回1回目と1週間以上の間隔を開けて接種

    標準接種年齢は4歳で初回2回目の接種から6ヶ月以上開けて実施

    9歳から13歳の誕生日の前日までに1回の接種が必要(標準接種年齢9歳)

    第1期は生後6ヶ月から7歳半までに接種を終了していることが必要です。

    第1期初回接種の標準接種年齢は3歳で初回1回目と初回2回目は1週間以上の間隔を開けて接種します。
    第1期追加接種の標準接種年齢は4歳で初回2回目の接種から6ヶ月以上開けて実施します。

    第2期は9歳から13歳の誕生日の前日までに1回の接種が必要で標準接種年齢は9歳です。

  7. 接種対象 接種回数

    11歳から13歳の誕生日前日まで

    1回

    乳幼児期に接種した3種混合ワクチン(ジフテリア+百日咳+破傷風)或いは4種混合ワクチン(ジフテリア+百日咳+破傷風+ポリオ)予防接種のうち、ジフテリアと破傷風の免疫力を持続させるための追加免疫で11歳から13歳の誕生日前日まで1回の接種を行います。
    尚、平成24年11月1日から3種混合ワクチンは4種混合ワクチンに変更されております。
    従いまして、現在は新規の3種混合ワクチン接種は実施されておりません。

  8. 接種対象 接種回数

    小学校6年生から高校1年生或いは高校1年生相当の年齢の女子

    1回

    子宮頸癌の原因ウイルスであるHPVに対するワクチンで、小学校6年生から高校1年生或いは高校1年生相当の年齢の女子に対し3回の接種を実施します。

    海外においては、HPVワクチンはその性質から、性交渉を開始する前の女子に対する実施が必要とされており、多くの国では小学生から接種が行われておりますが、接種の必要性を被接種者に理解していただくためには被接種者に対し具体的な内容の性教育を十分に行っておく必要があります。残念ながら、本邦においては学童期に具体的な性教育を行うことは時期尚早であると考える層からの強い要望により、標準的な接種期間は中学1年生在学中としています。
    現時点で、HPVワクチンには2種類のHPVに対して予防効果のある2価ワクチン、4種類のHPVに対して予防効果のある4価ワクチン、9種類のHPVに対して予防効果のある9価ワクチンが存在し、通常、複数回接種を行います。これらの一連の接種においては同一のワクチンを用いて接種することとなっていますが、現況9価のワクチンが流通しておりますが、すでに9価以外ワクチンで1回目或いは2回目の接種を行った方は、2価或いは4価のワクチンを行うことが標準となっているようです。
    当院では新規接種の患者様に対して9価のワクチンを接種いたしておりますが、既に4価ワクチンを1回或いは2回接種された方に対してのみ4価のワクチン接種も取り扱っております。

自費によるワクチン接種

公費によるワクチンを接種対象年齢ではない方が接種をご希望された場合は自費による接種となります。

※それぞれの予防接種名を押すと、詳細がご覧いただけます。
  1. マスクをつけて咳をする女の子
  2. 例年、冬期の流行期に備えて実施されてきた高齢者に対する公費負担接種開始日に合わせ自費接種を開始しています。
    流行の度合いに応じて毎年、接種対象者の優先順位、接種期間や接種方法が直前に告知されるので9月頃からの当院HPでご確認下さい。

  1. 予防注射
  2. 平成25年7月の厚生労働省第3回予防接種基本方針部会の案に準じますと、

    第1期は生後12ヶ月から24ヶ月にある者(要するに1歳児のお子さんです)1回。

    第2期は5歳以上7歳未満の者であり小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までにある者
    (要するに幼稚園、保育園、保育所の年長さんですね)1回計2回接種となりますが、
    医療機関によっては1歳以上の方に対する1回接種。
    状況により4~8週間後に2回目の追加接種での対応もなされています。接種の詳細につきましては個別にご相談に応じます。

ワクチン対象疾患について

  • B型肝炎ウイルスの感染者の体液や血液を介して感染することによって起こる肝臓の病気です。垂直感染と水平感染と呼ばれる異なった感染ルートがあります。

    母子とお腹の赤ちゃん
    1. 1.垂直感染

      赤ちゃんがお産の時にB型肝炎にかかっているお母さんの血液に触れることで感染します。
      乳児期の赤ちゃんや幼児期の小さなお子さんは大人と異なり、ウイルスを排除する免疫が未熟なため、ウイルスを異物として排除するための肝臓の炎症を発症せずに体内にウイルスを抱えたままの状態が持続しB型肝炎ウイルスのキャリアという状態に移行します。
      急性肝炎を発症しない方。或いは、成人になってから肝炎を発症した後に沈静化し無症候性のキャリアとして生涯を過ごす方が多くを占めますが、母子感染者の1~2%の方は慢性肝炎から肝硬変、肝臓癌へと進展します。
      従ってB型肝炎ウイルスの感染力の強い状況のお母さんから生まれた赤ちゃんに対しては生後すぐに保険診療の給付対象となって、免疫グロブリンの注射を接種し予防ワクチンも接種していくことになります。

    2. 2.水平感染

      医療従事者の針刺し事故などによる感染の他、B型肝炎ウイルスにかかっていない赤ちゃんも、思春期以後、性生活で、B型肝炎ウイルスの感染者との性交渉で感染してしまう場合が水平感染で、平成28年度から水平感染予防のために公費負担による予防接種が行われています。

  • インフルエンザ桿菌b型(Hib)という細菌の感染症で、中耳炎副鼻腔炎、気管支炎、肺炎といった呼吸器感染のみならず、髄膜炎や敗血症の様な死に至りかねない重篤な症状を起こすことがあります。
    殆どの発症例は5歳未満の乳幼児例です。
    注意していただきたいのは病原体に対する学名の命名規約によって歴史的な経緯でインフルエンザ桿菌という名前が付いていますが、冬期を中心に流行するインフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症でHib感染症とは異なる病気です。
    従って、Hibワクチンでインフルエンザの予防は出来ませんし、逆にインフルエンザワクチンでHib感染症の予防は出来ません。

  • 肺炎球菌による感染症で、5歳未満の小児においては中耳炎や副鼻腔炎の他、肺炎、髄膜炎、敗血症のような重篤な感染症を来すことがあります。

  • ジフテリア菌の飛沫感染による感染症で、高熱のどの痛み犬吠様の咳嘔吐などの症状を来たし、喉に偽膜を形成し窒息により死に至る場合や発症2乃至3週間後に、ジフテリア菌の出す毒素により神経麻痺や心筋障害を来すこともあります。

  • 百日咳菌の飛沫感染による感染症で、その名の通り咳が持続し乳幼児では換気障害からチアノーゼやけいれん、呼吸停止を来すことがあり、肺炎脳症のような重篤な症状を来たし死に至ることもあります。
    最近は思春期以後の成人の発症がしばしば報告されており、同居している家族、殊に小児への家族内感染等が問題になっています。

  • ヒトからヒトへの感染症ではなく土中の破傷風菌が傷口から感染し患者の体内で増えた破傷風菌による毒素で硬直性けいれんを来たし、全身けいれんから呼吸筋麻痺により窒息から死に至り得る病気です。
    ガーデニングや砂遊びで生じる程度の小さな傷からの感染もあり得るため注意が必要です。
    現況、乳幼児ではワクチン接種により破傷風の報告例は少ないものの、昨今では50歳以上のワクチン未接種世代を中心に成人の発症例がが時折が認められています。

  • 急性灰白髄炎、小児麻痺とも呼ばれました。
    患者便中に排泄されたポリオウイルスの経口感染により生じる感染症ですが、日本では野生株の感染による麻痺発症例は昭和55年以降生じていないようです。
    経口ポリオ生ワクチンが使用されていた時代は経口ポリオ生ワクチンを内服した赤ちゃんのおむつの交換をした不慣れな父親の発症例が時に報告されていました。
    殆どのポリオウイルス感染者は無症状のまま経過し5~10%で感冒様の頭痛や嘔吐を見る程度で0.1~0.2%の症例で主として片側の四肢の弛緩性麻痺を来たし麻痺が恒久的に後遺症として残り、呼吸筋麻痺をきたして死に至った症例もあったようです。
    また、高齢化により、若年期に発症し治癒したはずの高齢者に於ける再発を来す症例もあります。

  • 麻疹は感染力が非常に強く空気感染を起こします。
    咳、鼻水、くしゃみ等の上気道炎症状結膜充血や目やに等の結膜炎症状を来たし、38度の発熱が2から4日持続し、乳幼児では下痢や腹痛を伴うこともあります。
    口の中にコプリック斑といわれる白斑が出来ます。
    一旦、解熱傾向が見られますが、再度39℃以上の発熱が生じ、耳の後ろ、首、おでこの辺りから始まり顔や胸や背中、上腕から四肢へと拡がる鮮紅色の発疹が生じます。
    発疹が出て7~10日ほどで発疹は色素沈着を残して消退します。麻疹は肺炎脳炎を来たし精神発達遅滞麻痺などの後遺症を来すことも希ではありません。
    死亡率も0.1%です。

  • ふうしん(風疹)は風疹ウイルスの飛沫感染によってヒトからヒトへ感染が伝播する急性発疹性感染症で、風疹に対する免疫がない集団においては、1人の風疹患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。
    症状を示さない不顕性感染から重篤な合併症併発まで幅広く、一般に感染すると約2~3週間後に発熱発疹リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
    小児では比較的症状が軽いものの、脳炎血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に1人の割合で発生することがあります。特に成人で発症した場合、高熱発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。
    また、脳炎血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
    また、発疹の出る前後約1週間は人に感染させる可能性があります。
    風疹に対する免疫のない女性が妊娠20週頃までに風疹に罹ると生まれてくる赤ちゃんに先天性心疾患難聴白内障等の生じる先天性風疹症候群となる可能性が高くなります。

  • 水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスの初回感染時に生じる病気で、非常に感染力が強く接触感染飛沫感染の他、空気感染でも感染します。 2週間の潜伏期間の後、紅斑状の丘疹から始まり水疱、膿疱を経て痂皮(かさぶた)となり、1週間程度で全ての疱疹が痂皮となると治癒します。
    発熱を伴うこともあり、小児においては重症化して熱性けいれん気管支炎肺炎を合併することもあります。

  • 日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。
    以前は子どもや高齢者に多くみられた病気で日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ0.1~1.0%の人に日本脳炎を発症するとされ、突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。
    発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれており、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。

  • 流行性耳下腺炎(オタフクカゼ)は上気道を介して飛沫感染し、潜伏期は2~3週間で、両側又は片側の有痛性耳下腺腫脹を来たし、ものを噛むときに顎に痛みを訴えることが多く、このとき数日の発熱を伴うものが多いとされています。
    合併症としては、年長児ほど髄膜炎、脳炎、難聴などの合併症の頻度が高くなる傾向があります。
    小児においては膵炎から糖尿病に至ることもあります。
    成人においては男性には睾丸炎、女子には卵巣炎がみられることがありその結果不妊症に至ることがあります。