各種治療についてのよくある質問
※服装について
ご来院の際は白や薄い色目のお洋服は検査内容により、消毒や出血などで汚れることがありますのでご注意下さい。
更年期障害について
- ・暑い時期でも強く冷える。
- ・寒い時期にも突然のぼせて汗が出て困る。
- ・最近、肩こりや頭痛に悩まされる。
- ・寝付けない、目が覚める、寝むりが浅い。
- ・鬱々として楽しめない、イライラして周囲にあたってしまう。
このような症状のある方は更年期障害の可能性があります。
40歳以上の方で、これらの症状に加え月経周期の乱れや不正性器出血などがあればまず、更年期障害かと思われます。
かかりつけの産婦人科に受診されることをお勧めします。
妊娠診断・妊婦健診について
最終月経から2~3週間目に排卵がおこり、この頃に性生活を持ち、その性生活で妊娠が成立した場合は、その日から2週間程度で市販検査薬でも妊娠反応が(+)に出るようになります。
この時期から1~2週間後に超音波による検査で妊娠部位が確認できる様になります。したがって、妊娠成立に至ったと思われる性交日から4週間目ごろが概ね妊娠6週にあたり、異常妊娠を疑わず、性器出血や下腹部痛がなければ、この頃に受診されるのがよろしいかと思われます。
但し、出血、腹痛のも含め、なにか症状のある方はすぐに受診されることをお勧めいたします。
最後に生理が始まった日から今日までの間にSEXをしたことが一度でもあれば妊娠の可能性があります。とりあえず、市販の妊娠検査薬を使って妊娠反応が(+)ならばすぐに産婦人科を受診してください。
2ヶ月以上、生理が遅れている場合は妊娠反応が(-)でも産婦人科を受診してください。
妊娠は病気ではありませんので、原則として保険診療ではありませんが、切迫流産など保険診療となる場合もありますので、念のため保健証はご持参ください。
内診や腹部超音波検査、乳腺に異常がある方の場合には乳房の診察が必要となることもあるので、着脱が容易な服装をお勧めします。
ワンピースよりもセパレートの上下にされる方がよいかと思います。
診察とは直接関係ありませんが、おなかや腰が冷えるのでおへその見えるような丈の短い服装をなさることや、転倒のリスクが増えるのでヒールの高い靴を履くことはお勧めしません。
また麻酔を使用するような処置が予定されている場合は、口紅、カラーコンタクト、ネイルアートなどはあらかじめ使用しない状態でお越しいただくか、着脱可能なキットをご持参下さい。
中絶・避妊・性病(性行為感染症)について
※このFAQは、すでにsexの御経験のある方を対象にしています。
また、「いまさら人にこんなことを聞くわけにもいかないし、とりあえずどうしてよいかわからない。」とお困りの方の為に作りました。研究者や学術専門家による診断や治療に関する学際的、専門的議論の為の構成とはなっておりません。
ご了承下さい。
おなかが痛い、オリモノが多い等の症状はありませんか?何らかの症状があれば、先ず産婦人科を受診して下さい。
(Q3もご参照ください)
膣外射精(中出ししていない状態)であってもコンドームを使用していても、稀ではありますがピルを飲んでいる場合であっても、100%妊娠しないsexはあり得ません。
月経の遅れ以外に症状の無い方で、sexのご経験のある方は、市販の検査薬でも結構です。先ずは妊娠反応を確認してください。特に、日頃から月経周期が著しく不順で遅れがちな方は「気がついた時には妊娠5か月だった。」と云うこともあり得ます。(Q2,Q3へ)
妊娠女性の1%には子宮外妊娠といって母体死亡が生じかねないような異常な妊娠が起こります。また、子宮内の妊娠であっても10%から15%程度は自然流産や子宮内胎児死亡に終わります。
残念ながら妊娠初期の異常妊娠を正常妊娠化させる事は不可能であったり、非常に困難であったりしますが、妊娠が分かればなるべく早期に受診されることをお勧めします。
特に出血がある場合はもちろんのこと、下腹部痛や水っぽいオリモノ、黄色や茶色のオリモノが出ている場合はすぐに産婦人科を受診してください。流産、子宮頸管炎等の可能性があります。
相手の方の病名がわかっている上での産婦人科受診がベストですが、詳しいことがわからない場合もなるべく早いうちに産婦人科を受診して診断と治療を受けてください。
クラミジア感染症は放置したり何回も感染を繰り返すと不妊症になることも少なくありません。
性生活をコンスタントに持っているにもかかわらず、1年以上赤ちゃんができない状態を不妊症といいます。
現在、不妊症のカップルは最も厳しいデータでは5組に1組の割合で存在するといわれています。中絶経験の有無にかかわらず不妊症が非常にありふれた病気になってしまっているのが実状です。
中絶手術を反復していてもその都度、妊娠なさるご婦人も少なくありません。安易な中絶の選択をお勧めするつもりはありませんが、中絶手術が直ちに不妊症の原因になると心配なさる必要も無いでしょう。中絶経験のある方が不妊症になっている場合は、中絶手術で子宮を傷つけた結果不妊になった可能性よりも、むしろ性行為感染症を知らないうちに繰り返していることにより不妊になった場合が多いとされています。
妊娠12週を過ぎると手術形式での中絶は困難になってくるので、原則として分娩形式で中絶が行われております。
妊娠12週以上の方の中絶は入院可能な分娩取り扱い施設での分娩形式による中絶の実施にかぎられるかと思われます。
なお、現在のところ、大学病院や都道府県立病院、市立病院等の公的病院は妊娠の継続が医学的に不可能と判断されて他の医療機関から紹介されてきた患者さん以外の中絶を行うことはほとんどないようです。
妊娠10週頃からそれ以上の週数の手術を扱わないとする施設が出てきます。妊娠12週以上の中絶には死産証明書が必要となり、自治体の許諾を得た上で公的施設での火葬が必要となります。
水野産婦人科では、妊娠12週未満に手術形式での中絶が終了できる事例のみに制限させて頂いております。